本当に本当に大丈夫か

「かかってこいや!!」

1月現場話。

 

 

 

【WBB vol.16 ミクロワールド・シンフォニア

紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA

1/8マチソワ 1/10マチソワ 14:00 19:00

  

【紫焔の天穹 DVD発売イベント】

渋谷OIOI 8Fイベントホール

1/11 1部13:00 2部15:30

 

【モマの火星探検記】

池袋サンシャイン劇場

1/11ソワレ 17:30

 

 

 

 

 

WBB vol.16 ミクロワールド・シンフォニア

紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA

  

当たり前だけどみんな触角付いてる!

アゲハさんのお洋服デザイン最高。レースの手袋とか最高じゃんね。羽を動かすような仕草で歩いたりするのすごいすき。

 

 そしてそしてのカナブンさん。

ちょっとアホの子だからG様に対しても指差したり、タメ語で話したり、引っ叩かれたり。支配人にめちゃくちゃブチ切れられて、ぴゃっっ!って手下くんたちの後ろ隠れたりするの憎めない敵幹部でかわいいな~の気持ち。アンドリューくんや支配人が同情して大丈夫?って聞くレベルの敵で本当にかわいいしそう問われた時にびっくりして肩ビクゥッなるの愛おしさフルです。 

 

アンドリューくんに「黙っててくれおっさん!」と言われた後「あ?誰がおっさんだ」て一段一段ポテポテ階段おりていくの心臓キュッてなる。かわいい。あの虫達の世界、実年齢反映してんのかな?(??)ラップは流石すぎました。安心感は勿論だけど完全にシンシティ・ディビジョン。

「長いものには巻かれろ…そうだろォ」

 

 

カナブンさんと手下くん達だけステージに居る時、プ……ャだ………って突然現実に帰ってきたりしてましたが、ここの掛け合いがすごい好きで、「お前はあっち☞!お前はこっち☜!」言われた後の捌け方ほぼほぼ回替りで楽しかった。個人的にはそれぞれ捌けようとした時に腕組んでぐるぐる回っちゃうのが好き。 

あと、別日にカナブンさんが「社内恋愛禁止つってんだろ!!!!!」て言った時はそれはプ……ャ!となってしまった。まぁ3人社内の方達なので何も間違ってな……G様側だから社内でも間違ってないな!今気付いた!! 

 

それと、バッカスパーティー、略してバスパ!でお客にどっちが良かったかカナブンさん聞く時、「俺の後に続いて言ってね?ABCDEF?」客「…G」て必然的に言わせるの天才的すぎでは?????びっくりしちゃった。普段が「フィクサーGとフィクサーGどっちがいい?」「フィクサーとGとG様どれがいい?」とかだったから尚更。

 

 

 

シンメとか2トップ大好きなオタクだからアゲハさんとG様が2大スターって聴いた瞬間のめっちゃ過去編演ってほしさ。「久しぶりだなぁアゲハ」「貴方が音楽を禁止した時、裏切られた気分だった」みたいなもうお互いにしか分からない/抱かない過去や感情振り切ってるのほんと外伝観たいレベル。Gなので上手く受け入れられてはないけどわたし多分想像以上にG様のこと好きだな。

 

「私はそういうの好みません」「音楽レベルもここまで落ちたのか、これでは面白さに欠けるなぁ」とか口調もだし「私をコケにするとは…」てブチ切れてる時、千秋楽に向かうにつれてどんどん右目が髪で隠れていくの最高だった。下僕になりたいレベル。

そんなかっっっっっこいいG様も、どんどんアドリブを入れだした藤崎さん(瑞樹さん)の発言で笑っちゃってたの微笑ましかったです。カナブンさんも笑っちゃってるG様みて大丈夫ですか…?みたいな感じでキョロキョロしていて可愛かった。

藤崎さんがG様と対面してGだと知り「お前、あいつGじゃねぇか!!」「あいつらはなしぶといからな!殴っても生きてたりしやがる!!」て取り乱してる時キョトンとしててかわいい。そりゃそうだよね。虫界ではそんなVS人間みたいな関係性になってないだろうし、突然変異だからもしかしたら一般的なGを超越してるかもしれないし。

 

あとアンドリューくんとG様のパフォーマンスはそりゃもうダンス上手いの分かってるから最高なんだけど癖が全然違うのでとても眼福でした。なんというか、アンドリューくんのとてもサッパリした癖に対してG様がちょー癖強い、こってりしてる。あの腕ぐるんぐるんするところ特に。

それが個人的に嫌な癖ではなくて、高まってしまう/もっと観たいなって感じて、それにプラスして癖の差があったのでビリビリ来た。

 

そういえ、アフトで古謝さんが、「フィクサーG!って言った後リズムとって動いてるんですよ」て言ったら瑞樹さんかな?「それ聞いてやりづらくなってるかもね」みたいな話してたけれどソワレもふつーに動いてました。ああいう仕草すごいおせさんっぽいな~と思いながら観ていたしG様パフォーマンスの振りも好きでしたが、上で同じ振り踊ってたのすごい好き。耳なんたら~の所。

自分で作った振りを本人がセンターでバッキバキに踊ってる姿ほど美しくて興奮するものは無い。

 

 

低糖様もカナブンさんもおせさんのああいう憎めない(悪役)子大好き。はやくモイモン?も見なきゃだなとは思ってるんだけどそもそもDVDになってましたっけ…。ほんと低糖様ほんとすき!あんな強いのに武器吹き矢だったし、お兄ちゃんと宇宙行きたくての反動で敵みたくなっちゃった弟だったし。すべてがすき!ってわけではないけどやっぱ米楽しかったんだよ。また永遠高みのオタクしたい。

 

 

原案書いてる方今回違うけど、WBBの作品は誰も悪人じゃない所がすごい好きです。必ず改心するって訳でもなくて、主人公も悪役も自分の信念があってその気持ちがぶつかった時に、そういう考えもあるんだなって多かれ少なかれ相手を認めてるところ。こういう部分はピュロにも通ずる所あるなって思います。以前書いたようにキティちゃんがゴロウさんや闇の女王3姉妹/我儘なお姫様を否定せず受け入れてくれる様に、否定はあまり無いな~って。WBBはピュロだった……?(?)

だから、観終わったあと暖かい気持ちで劇場出れるのでほかほかしてます。ほっこり。シンフォニア期間中1人テンパっていたので毎回ほっこりできて穏やかな気持ちになれたのでよかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

モマの火星探検記

池袋サンシャイン劇場

  

17年度版が上演してるときから気になっていたので念願のです。その時行かないって選択をしたのは自分だけれど、やっぱり再演という形で改めて作品に触れる機会を与えていただけるのは当時の後悔が少し消化されて嬉しい気持ちでいっぱいになります。この作品然り、バンプ然り。

 

 少年社中さんの作品は本当に濃い夢の世界に連れてってくれるので大好きです。初めてこの劇団に触れたのはパラノイア★サーカスでした。今でも濃く印象に残っていて、世界観はもちろん衣装の強さと可愛らしさ、乱歩作品達がごっちゃなんだけれど苦しくないというか。原色で全部塗りつぶしてるけど汚れない感じ。とても好みでした。

 

 

 

そんな感じで、作品名から分かる通り宇宙関係してるって思ったら行きたくて行きたくて宇宙旅行してびっくりしました。客席に一歩足を踏み入れステージを見た時のキレイさ。ぼんやりと見える大きな石造…?と輝く星たちが儚くてその時点で気持ちもう地球から離れていたけれど、座席で上手く荷物置けなくて1人ドッタンバッタンしたので空気感秒でぶち壊した。

 

一度は夢見る宇宙への訪問。僕の夢/俺の夢/父さん(おじさん)の夢。父から息子へ、息子は父になり娘へ、関係無い様で全て繋がってる。必然さを感じるほど導かれてた。台詞でもありましたが「全て繋がっている」というのを五感で体験してきた気持ち。

これは発作だけれど「繋がってる」って言葉でボロボロ泣いてしまう。銀河伝説の「眠らない空に繋いでく繋がってく」て歌詞過ってもう駄目。なので泣いてマスクびっちゃにしながら、モマとユーリが夢に辿り着けるのかを眺めてしまいました。

 

 

モマと一緒に旅に出た宇宙飛行士たちにもそれぞれ抱えてるものがあって、温暖化が進み生まれ故郷が海に沈んだ者/石油で戦争が起きそうな状況・対立している国出身の者/火星に向かってる最中息子が亡くなった者/父親の夢の答えを探してる者、そんな中でも強く弱く生きている彼らが火星に向かい人類の今後の可能性を繋げて行く。たとえ仲間が亡くなったとしても、それは犠牲ではない。勝手に地球に住んでいる人間達が生き残る為、地球を出て藻掻く姿は儚くもありちっぽけでもあるなぁ、て。

 

宇宙服も上半身はそれぞれ国モチーフ?なのすっごい好きでした。船長が日本人なので着物(柔道着)とか。

宇宙メットは透明な球体だけど違和感が無くて、メット被る前にモマが、『宇宙船は金魚鉢/水槽みたいだ。その空間を金魚みたく泳いでいる~』と例え話をするのもあって、その球体がメットにも金魚鉢にも見えるし宇宙に出てしまった彼らは鉢を出た金魚にも見える。色んな見方が出来るからだんだんふわふわしてきて夢見心地だった。

 

 

 

そして同時進行で進むユーリの話。彼女の夢は仲間たちとロケットを打ち上げる事。何度失敗しても諦めず仲間達とロケットを作る日々の中で彼女にしか見えないおじさんの幽霊が現れるようになる。そんな時に仲間/友達であるハカセがカセットと雑誌を見つけてきたのだけれどそれはモマが飛行中録音していたカセットで、雑誌にはお父さん(モマ)は宇宙飛行士だったと書いてありました。ユーリはずっと父親が新聞記者だったと聞かされていたので混乱します。そしてお母さんに嘘を付いていた理由を聞き喧嘩になる。

なぜお母さんが嘘をついていたのかという話だけれど、モマを亡くしおじいさん(おじちゃん)も亡くなり、そしてユーリも宇宙へ憧れを示しだした。お母さんにとって宇宙は憧れでもなんでもなくて、ただただ大切な人達を奪っていく場所でしかない。そんな場所に向かおうとする娘を止めないはずは無く。ここでお互いの感情がようやくぶつかるので、どっちの気持ちにも感情移入しちゃって後半ずっとぐるぐるしていた。

 

 

 

あと物語後半でようやく気付いたんだけどテレスコープ鈴木さんだったのマ!?!?!?!?

本当に異次元で、どう見ても人間としての動きが無かった。指先一つ、言っちゃえば関節部分から動きが違う。意味わからなすぎて公演後暫く理解できなくて、機械の動いた後に少し沈む感じとか人間真似ていても滑らかに動けないからカクカクする感じとか、だけどそれが昔ながらのロボットの動きではなくアンドロイドと人間の中間の微妙な動きだったから言葉に出来ない。

しかも17年度版とはまた違ったテレスコープの表現してたらしくて、えっっ…なに……。だから、カテコ1回目はテレスコープとして出てきたんだけど2回目は鈴木さんとして出てきた上、とても軽快に動くから逆に違和感しかなくてバクった。

だっっ、テレスコープじゃない…だれ!?!?!?!?

 

 

 

最後、モマがお父さんに「地球が見たかったんだよ!」と言うところがまた。人間が宇宙に憧れを抱いている方よりも、地球が自分の姿を見たくて人間を宇宙に向かわせるみたいな結論を宇宙飛行士になり、火星へ向かう道中、火星での活動、そして火星で最後を迎えるまでの過程で彼は導き出したのですが、その答えにすごく納得してしまった。

人間が未知の世界である宇宙へ憧れを抱く様に地球自身も憧れを抱いている(ってわたしは解釈しちゃいましたが)て考えすき。

 

それと、お父さんが「宇宙との境目なんて無い!ここも宇宙なんだよ!」っていうのも素敵な考えだなぁと。どこが地球でどこが宇宙でって決めたのは全て人間だしそれに対しての正解はどこにも無いわけで、こういう話をしだすと哲学とか夢見話になるけれど、それでもわたしはその解釈すごく好きです。ここも宇宙だからわたしは宇宙人だしチャックちゃんにあ゛い゛た゛い゛よ゛゛(発作)

 

ポエム口調になってしまうほど美しくて力強い宇宙旅行を体験できた素敵な時間たちです。

また宇宙行きたいな。

 

 

 

 

 

そんなこんなで某むさんを寒空の下ハンズ前で待たせるという、むいオタ失格な事をしましたが飲み行った!ステ……スの話聞いてめちゃくちゃ興奮しちゃった。そんなん好きしかない。

突然ジュジュの真似したとき何も理解できず無言でソース付けちゃったりしつつ久しぶりに色々話せて楽しかったです。その後、太鼓の達人して腕持ってかれて、駄々こねてマリカーやったんだけど「飲酒運転でしょうが!!」って言われてゲラゲラ笑ってしまった。今でもツボ。

結果はふつーに負けた。俺は弱い…………。